プログレ(順送)プレスのMIYUKI
優れた技術と高い生産性
三幸製作所は板金プレス加工により自動車の車体部品・艤装部品を製造している会社です。
当社はプログレプレスにこだわり、挑戦し続けてきた歴史があります。
プログレプレスは生産性が高くコストを抑えられる反面、プレス成形難易度が高く、高度な技術力を要求されます。
近年では980MPa級の高張力鋼板を、12000kN大型プログレプレス設備で複雑な形状に成形可能とし、さらに量産を実現しています。
このようなプレスメーカーは国内でも多くありません。
また、当社はプレスだけでなく、溶接、塗装、部組ラインも稼働しており、自社の中で自動車の車体部品・艤装部品として必要な生産工程を完結して出荷することができます。
私たちは縁の下の力持ちとして、目立たない場所から自動車の性能を支えています。
新技術開発への取り組み
1180MPaハイテン化による軽量化と高強度化の実現のため、複合工程化と形状凍結技術など(材料試験/解析/シミュレーション、試作型設計、試作型製作、トライ/測定、解析データとの差異検証)、日々新技術開発の取り組みを行っています。
また、ハイテン化による軽量化は、自動車の車重を軽量化することになり、燃費の向上や鉄材料の使用量を減らすことに寄与し、結果として環境への貢献にもつながります。
海外への進出
2006年4月1日、当社はインドネシアに進出しました。2007年12月29日 より現地で生産を開始し、グローバル企業へと発展しています。日本ではインドネシア実習生/特技生を毎年受け入れているため、日本の工場においてもインドネシア人が意欲的に学び、働く姿を見ることができます。
事業詳細
プログレ(順送)プレス
1つの金型に複数の異なる工程を盛り込むことで、コイル材から成形完成までを1つの金型とプレス設備で完結するプレス生産技術です。
保有設備
- 2500kNプログレプレス
- 3500kNプログレプレス
- 4000kNプログレプレス
- 6000kNプログレプレス
- 12000kNプログレプレス
ロボット搬送タンデム(単発)プレスライン
単発プレスを複数台並べて、ワークを人ではなくロボットで次工程に搬送する自動プレスライン
保有設備
大型プレス自動ライン
※ラインペーサー
(4500kN-4500kN-3000kN-2000kN-2000kN)
大型プレス自動ライン
※ロボット搬送
(4000kN-4000kN-3500kN-2000kN-3000kN)
NCベンダー
線材(巻いてある丸棒)をまっすぐに矯正後、曲げてカットする自動設備
スポット溶接
鉄を重ねて加圧、通電することで溶着する溶接技術
アーク溶接
鉄を重ねてワイヤーを供給しながら通電することで溶着する溶接技術
カチオン電着塗装
水溶性塗料を電着させる塗装技術
部組
組み立て技術
金型スペアパーツ製作
リードタイム短縮とコスト削減のためスペアパーツの内製